渋谷スクランブルスクエア第T期(東棟)

2019年/東京
施主:東急 東日本旅客鉄道 東京地下鉄
設計:渋谷駅周辺整備計画共同企業体
(日建設計・東急設計コンサルタント・JR東日本建築設計・メトロ開発)
デザインアーキテクト:日建設計 隈研吾建築都市設計事務所 SANAA事務所
(東棟高層部:日建設計 東棟低層部:隈研吾建築都市設計事務所)
写真:鈴木文人

交通インフラと周辺街区が連鎖しながら整備が進む渋谷の中心的役割をなす渋谷スクランブルスクエア第T期(東棟)がこのほど竣工した。人と情報が集積、交流し、世界へ向けて発信を続ける都市の象徴として、アクティブな交通拠点の光、伸び上がるランドマークの光、ライブ感の高い光を照明の基本方針に掲げ全体の環境照明デザインを行った。外観照明は都内のさまざまな視点場に対し、頂部、高層部、低層部が連携しビル自体が発信するような光のランドマークを目指した。コーナーに収斂する外装の特徴を活かした高層部外装の照明、特に北西コーナーはアーバン・コアから建物の頂へと繋がる建築意匠の表情を夜間の照明でも視覚化した。地下から地上へと連続する立体的なパブリックスペースであるアーバン・コアの照明は商業ファサードやオフィスエントランスの光環境と連携しながら、人々の動線やアクティビティを促進している。屋上展望施設SHIBUYA SKYの環境照明は夜間の眺望と安全のバランスの中で適正かつミニマムな光を追求することを心掛けた。

SHIBUYA SCRAMBLE SQUARE THE FIRST PHASE (EAST TOWER)

2019/Tokyo
Client: TOKYU CORPORATION, East Japan Railway Company, Tokyo Metro
Architect: SHIBUYA STATION DISTRICT DEVELOPMENT PROJECT CONSORTIUM
(NIKKEN SEKKEI+TOKYU ARCHITECTS&ENGINEERS+JR EAST DESIGN CORPORATION+Metro Development)
Design Architect: NIKKEN SEKKEI, KENGO KUMA AND ASSOCIATES, SANAA
Photo: Fumito Suzuki





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