小田急新宿駅西口地下トイレ
2017年/東京
施主:小田急電鉄
設計:設計事務所ゴンドラ
トイレクオリティの向上が施設のイメージアップにつながるようになってすでに久しいが、このほど小田急電鉄新宿駅に快適性と利便性は勿論のこと利用者に安らぎ感を提供できるゆとりある駅トイレが完成した。 空間コンセプトは「駅の喧騒の中、ひととき安らぎを感じる場所としてのトイレ」。電鉄の奥座敷である箱根のイメージを取り込み、柔らかさや温もりが伝わる建築意匠や寄木細工のディスプレー、生花アレンジメントのおもてなしで癒しの空間が創出されている。 光環境も癒しの空間づくりに貢献すべく、日常の快適性はもとより旅の起点としての期待感や心地よさを感じる工夫を施した。「時間と色温度のうつろい」を照明手法のテーマとし、ダウンライト、間接照明、光天井すべてに調光調色対応の器具を採用し、四季および朝、昼、夕、夜のシーンを設定し年間プログラムによって運用している。「夏の朝は爽やかな光に迎えられ、冬の夜は温もりに包まれる」そんな何気ないおもてなしを大切にした。
Odakyu Shinjuku Station West Exit B1F Toilet
2017/Tokyo
Client: Odakyu Electric Railway Architect: Gondola
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